平成10年度要望書について
◯奈良市 ◯理事名 菊谷 功 佐保川小校長
竹林政雄 平城西中校長
◯訂正したい項目と理由
1、2は削除してはという意見が多数でたが、
副会長の竹林校長先生より、提案理由の説明を受け
一応、削除ではなく、意図がしっかり伝わるように文章表現の再検討をお願いしたい。
1.重度障害児が普通学校へ入学する場合、養護学校より、教員を派遣し、重度障害児学級を設置していただきたい。
については養護学校対象の子供が親の希望で障害児学級に入ってくる場合はということでの提案であるが、削除をお願いしたいという意見がでた。
養護学校の経験のある先生からは、現状をそのまま追認していて、親にきっちり言うべきことを言うべきだ。また、養護学校より教員を派遣ということはどういうこっとなのか?ひじょうに腹立たしささえ覚える書き方だという厳しい意見が出た。
補足する意見としては、看護婦の派遣もお願いしたいという意見も出された。
また、削除という意見にたいしては、沖縄で実施されているというのを聞いてからでもという意見も出された。文章表現の再検討をお願いしたい。
2.現行の「障害の程度」で就学先を決める(親にすすめる)のを改め、親と本人の希望制にしていただきたい。
についても、削除という意見が多数出された。
どういう場で発達を保障していくのかということを総合的にみて、受け入れ体制などもふくめ、就学指導委員会での専門的な立場でいろんな情報を提供していっている取り組みくを大事にしてほしい。強制的にするのはおかしいが、保護者の理解と合意ですすめていくべきだ。研究会でこういうこと(希望制)をだすのは、はずかしい。一律に就学指導をしないように、親と本人と話合ってから決めていくという意味だとは、この項目の文章表現では受け取れないので、再検討してほしい。このままなら、削除をおねがいしたい。このままの表現では、就学指導委員会や受け入れの体制などが無視され、親と本人で決めるということを奨励しているように受け取れる。
◯訂正ではないが出た意見
4.小・中学校へのエレベーター順次設置のために、何らかの手だて(補助等)をとっていただきたい。
反対という意見もあったが、実際に肢体不自由で車椅子の生徒を受け入れている学校からは、ぜひつけてほしい。腰痛の問題や阪神大震災以降学校が避難場所になるケースを想定して地域の車椅子の人が避難できるように学校もエレベーターをつけるようになっている。大阪の学校では年間10校ずつ計画的につけていっている例などをが出された。新設のところではつきはじめているが、順次改築する場合にも、つけていって欲しい。エレベーターはぜひ必要。
7.文部省は、積極的に通常学級との交流をするようにいっているが、交流学級担任の負担が大きい。交流学級の定数を減らす(例えば20名)。交流学級担任にも、手当てを支給するなどの手だてを検討していただきたい。
交流学級の先生の負担の軽減をということで、原学級を20人にしてあとのクラスは40人というのでは困る。
8.障害児学級担任手当てが、改正になっているが、その経緯と現状について、説明していただきたい。
障害児学級担任手当については、ある中学校で途中で生徒が転出(入院)してしまい、手当がつかなくなったが、実際は他の種別の障害児学級生徒の授業ももっているので、実質はかわらないし、いつ帰ってくるかわからないので、そんな場合は考えて欲しいという要望が出された。後でまとめて何十万も給料から引かれるので困る。
◯その他郡市として、付け加えて欲しい要望
なし
以上、
7/13(月)奈良市障害児学級担任者会で出た意見をまとめたものです。 (文責 上嶋光春)
前略
6月の理事幹事会で出ておりました
県障研の要望書(案)に対する奈良市としての意見のまとめ
別紙のような形で提出します。
もし、御意見がありましたら、連絡して下さい。
1998.7.23
登美ケ丘中学校 上嶋光春