奈良県障害児教育研究会
1998.7.13
理事幹事会だより 奈良市版
No.16
http://www.sikasenbey.or.jp/~ueshima/index.html
◆第1回理事幹事会報告6/26
1 総会に関して
200名参加で成功。山本先生の個別教育計画の実践報告大好評。
来年は5月下旬に総会を予定 。
2 専門委員会の活動計画について
早期教育 研究大会2つに別れるので講師をよんで研修していく予定
教育課程小学部会 IEPの一覧表を作成 安田厚生事業団より補助金
教育課程中学部会 IEPはじめての試み。研修すすめる。進路について。
調査・研究 アンケート実施7月回収 自分たちのしたい研究4グループ
研究紀要作成 B5版からA4版に。研究大会のまとめ掲載99年4月発行
3 要望書作成について (原案)
1.重度障害児が普通学校へ入学する場合、養護学校より、教員を派遣し、重度障害児学級を設置していただきたい。
2.現行の「障害の程度」で就学先を決める(親にすすめる)のを改め、親と本人の希望制にしていただきたい。
3.養護学校に、高等部卒業後、職業訓練コース(2年)と家庭生活訓練コース(2年)を設けていただきたい。
4.小・中学校へのエレベーター順次設置のために、何らかの手だて(補助等)をとっていただきたい。
5.幼稚園に在籍する障害者数を把握し、障害児加配を実施していない郡市に対して、加配を促すような手だてをとっていただきたい。
6.幼稚園・小学校・中学校・養護学校の校種別の指導主事を配置していただきたい。
7.文部省は、積極的に通常学級との交流をするようにいっているが、交流学級担任の負担が大きい。交流学級の定数を減らす(例えば20名)。交流学級担任にも、手当てを支給するなどの手だてを検討していただきたい。
8.障害児学級担任手当てが、改正になっているが、その経緯と現状について、説明していただきたい。
9.新任研修に、障害児学級についての研修をいれていただきたい。
10.中高一貫に、なった学校については、障害児学級を設置していただきたい。
各郡市で検討して8/20までに意見を事務局まで (詳しくは別紙参照)
4 平成10年度第30回奈良県障害児教育研究大会について
平成11年1月29日(金)天理市 市民会館他
分科会 今年は奈良市は担当分科会はナシ
5 全特連・近特連関係
近特神戸大会7/31(金)参加目標100名
全国情緒障害教育研究協議会東京大会7/29(水)〜31(金)
全特連沖縄大会11/11(水)〜13(金)
全特連の募金 奈良県で50万円主意書をもって各学校を回らせてもらう。
6 育成会等関連行事
8/4(火)ファミリープール招待事業
10/11(日)体育大会 協力依頼
12/6(日)県育成会研究大会(香芝市)
7 会計
8 その他 啓発推進大会11/26(木)県教育研究所
◆理事幹事会研修
テーマ:郡市別の研究活動のあり方
話題提供:「奈良市の障害児学級の現状と課題」
奈良市立登美ケ丘中学校 上嶋光春
奈良市の担任者会の活動を報告しました。「あすなろ」「みんななかま」「実践記録集」「交流集会」の取り組みの報告。奈良市版理事幹事会だよりインターネットで公開していることなど。
各郡市での活動も聞けて参考になりました。(詳しくは裏面を参照)
◆障害児教育最新情報
幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校及び養護学校の教育課程
の基準の
改善について(審議のまとめ) (教育課程審議会(平成10年6月2 2日))文部省のホ
ームページより
●「養護・訓練」の名称が「自立活動」に改められる
●「総合的な学習の時間」
●高等部に「情報」と「流通・サービス」という教科
●個別の指導計画の作成(障害児学級にも明記)
障害児教育にもかなりの変更あり。
障害についての新しい動向
WHO
障害の概念を
・impariment(機能形態障害)
・disability(能力障害)
・handicap(社会的不利)
の3層構造からとらえる考え方から、
・impariment(身体の構造面と機能面の機能障害)
・activity(活動の制約)
・participation(参加の制限)
に変更するのが最新の考え方とのこと。
奈障研だより No.15 No.14 No.13
ueshima@sikasenbey.or.jp
1998