奈良県障害児教育研究会 1998.3.12
理事幹事会だより 奈良市版 No.14
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「共に生きる社会を築く」
(株)かんでんエルハート  戸田幸彦氏記念講演

障害者に やさしい社会は
すべての人達にとって すみやすい社会
1998.2.3第29回奈良県障害児教育研究大会
(香芝市中央公民館モナミホール)

「人間は強くなければ生きていけない。けれども、やさしくなければ生きていく資格がない。時間がすべて解決する。30才になるダウン症の我が子が教えてくれた。神か仏のつかいだと思っている。やさしい社会はすべての人達にとってすみやすい社会ということを、障害をもつ人達が教えてくれている。」写真左は自らもダウン症の息子さんの父親でもある第三セクター(大阪府・市・関西電力)による障害者の働く会社(株)かんでんエルハート代表取締役の戸田氏。手話からはじまった。右はそこで働いている身体・知的・視力などの障害を持つ社員を代表してそれぞれ順番に発表。車イスだが、「コンピュータでだれかを助けたい。」、アピール上手に「ペンの袋づめ一人で2000本できるようになりました。心をこめてしました。」、点字の原稿を指でたどりながら「ヘルスキーパーのことをもっと知ってほしい。」など、そこで働く本人の生きた言葉が印象的でした。また、戸田氏の「社会的自立と意欲を育てることと体力の二つが大切」「やってみせ。いってきかせて、させてみて。ほめてやらねば人は育たぬ。」「ノーマライゼーションの区分けをとる3つのヒント。いつ障害者になるかわからない。高齢化社会=障害者。病気=障害。みんな障害者でいいのではないか。」「シャンプーにはギザギザがあるがリンスはない。」等バリアフリーの具体例。「支え合う社会はやさしい社会。やさしい社会はすみやすい社会」など明日への希望にあふれる記念講演でした。


第6回理事幹事会報告2/26

◆第29回奈良県障害児教育研究大会(2/3)の反省
参加者数394名 奈良市から63名
奈良市担当分科会早期教育は139名の参加で会場いっぱい
活発な論議がされました。提案司会記録ご苦労様でした。

◆組織改革について
・専門委員会について 
@研究紀要  A調査研究  B教育課程研究/小
             C教育課程研究/中 D早期教育 (&障放)
・研究大会の分科会設定について (ローテーション表;下図)
@早期教育AB:2地域から選出。他の分科会と同一比重でローテーション。
A学習内容1(領域・教科を合わせた指導他)
B学習内容2(教科別指導)
C小人数学級経営と交流教育
D就学相談と進路保障
E学校経営
F特別分科会(30周年記念大会)→事務局企画
   ※御所市と五條市・内吉野の合併。奈良市の倍速回し→16ブロック制維持。

・総会について 第1回専門委員会とは別日程
         実践報告の時間を設けて総会の充実を図る(全特の鳥見小の発表)
         各郡市プラス5名(奈良市10名)程度の動員を要請する。


◆要望書の回答について(別紙配布)
◆今年度の事業について
 幹事会研修を3回(交流・病弱・進路) 次年度も続けたい。
◆平成10年度理事幹事専門委員の選出について
 確実に引き継ぎ 4/27までに用紙に記入して二階堂養護学校に。
◆平成10年度総会について
 6/4(木) 年次総会 高田市さざんかホール14:15〜
        (設置学校長協会の総会は13:00〜)
◆近特・全特関係
 全特連の募金は来年度
 近特神戸市大会7/31(金)ハーバーランド 一次案内配布 緑色用紙
◆その他
 担任者名簿(設置学校長協会)4/27までに各郡市の一覧表を三碓小へ
 研究紀要1997 配布  黄緑色冊子


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